パキスタン・ルピー（PKR）プロファイル

パキスタン・ルピーのユーザー

パキスタン・ルピーは、南アジアの国であるパキスタン（正式にはイスラム共和国パキスタン）の公式通貨です。

1947年8月14日にイギリスから独立したパキスタンは、元々はイギリス領インドの東部と北西部の地域である西パキスタンと東パキスタンを含んでいました。西パキスタンは1971年12月に現在のバングラデシュとして正式に独立しました。パキスタンは1947年の独立後一度イギリス連邦加盟国となりましたが、1972年に脱退し、1989年に再加盟しました。

パキスタン・ルピーの歴史

パキスタン・ルピーは1947年に通貨として導入されました。以前はパキスタンはインド・ルピーの硬貨と紙幣を単に「パキスタン」と上書きして使用していました。

パキスタン・ルピーは当初、16アンナ、各4ピースまたは12パイに分割されていました。1961年1月に10パイセ（単数形：パイサ）に改められ、その後100パイセに細分化されました。パキスタン・ルピーは1982年まで英国ポンドにペッグされていましたが、その後管理される変動相場制に変更されました。2013年2月28日現在のパキスタン・ルピーと米ドルの為替レートは1USD＝98.181PKRです。

パキスタン・ルピーの硬貨と紙幣

パキスタン・ルピーは100パイセに細分化されていますが、パイサ硬貨は1994年以降発行されておらず、最小の通貨単位は1ルピーとなっています。

現在流通している硬貨は1、2、5ルピーで、紙幣は10、20、50、100、500、1000、5000ルピーの額面があります。

パキスタン・ルピーとルピー通貨

最初のルピーは16世紀に導入されました。現在でもインド、パキスタン、スリランカ、ネパール、モーリシャス、セーシェル、モルディブ、インドネシア（ルピアとして）、など多くの国で使用されています。かつてはビルマ、アフガニスタン、ペルシャ湾地域およびアラビア半島の多くの国々でも使用されていました。

パキスタンは1947年の独立後に独自のパキスタン・ルピーを導入しました。以前はインド・ルピーが使用されていました。