クロアチア・クーナ（HRK）プロファイル

クロアチアクーナの利用者

クロアチアクーナはクロアチアの通貨であり、クロアチアは元ユーゴスラビア（正式には社会主義連邦共和国ユーゴスラビア - SFRY と命名された）の一部でした。ユーゴスラビアは歴史的に1943年から1992年まで存在し、現在はボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、マケドニア、モンテネグロ、セルビア、スロベニアの6つの承認された国家と、コソボという1つの限定承認された国家が存在しています。そのうち、スロベニア、モンテネグロ、コソボの3つはユーロを通貨として使用していますが、スロベニアだけがユーロを正式に採用し、ERM（欧州為替相場メカニズム）の規則に厳密に従っています。

クロアチアは2013年7月1日に欧州連合（EU）の加盟国となる予定です。

Notes:
<1>. モンテネグロとコソボはいずれも欧州連合（EU）のメンバーではなく、ユーロの非公式利用者です。
<2>. コソボは2008年にセルビアからの独立を自己宣言し、国際的な限定認識を得ています。

クロアチアクーナの歴史

「クーナ」という言葉はクロアチア語で「マーテン」を意味し、古代ローマ時代に高く評価されたマーテンの毛皮が価値単位として使用されていました。

クロアチアクーナ（HRK）は1994年5月30日に導入され、移行通貨であるクロアチアディナール（HRD）を1 HRK = 1000 HRD のレートで置き換えました。クロアチアディナールはクロアチアの独立宣言後に導入され、1990年版のユーゴスラビアディナールを等価で置き換えました。

クロアチアクーナの硬貨と紙幣

クロアチアのクーナは100リパに細分されています。現在流通しているコインと紙幣は1994年に導入されました。よく使われるコインは5、10、20、50リパと1、2、5クーナの額面で、紙幣は10、20、50、100、200クーナの額面です。1、2リパや25クーナのコイン、5クーナの紙幣などの小額の額面はあまり使われておらず、500、1000クーナの紙幣などの大額の額面も滅多に使用されません。